自家製リンゴ酒(シードル)作り第10回 ①ミードの残り酵母で仕込み
自家醸造シードル(リンゴ酒)の仕込み
ミード(蜂蜜酒)ビールを作った酵母や澱を利用出来ないかと考え、空き瓶が溜まってきてたから酵母再利用シードルを作る事にした。ミード効果で美味しくなると今回はかなり期待してる。
ミード(蜂蜜酒)作り第4回 〜③発酵完了&瓶詰め〜 - yui の個人海外旅行計画&お酒作り
※澱: 発酵の副産物
あんまり酵母の使い回しは良くないみたいで、せいぜい2、3回が限度らしい。
材料(3L分)
・リンゴジュース: 3L
セブンイレブンのパックジュース 1L
イオンのパックジュース 2L
・酵母: 前回のミードの残り
・砂糖(プライミング用):5g スティックシュガー
作り方
① 酵母液にリンゴジュースを1L 入れる
② 発酵するまで半日くらい待つ
③ 発酵が確認できたら残りのジュースを入れる
一度発酵を待った理由は以下。
・残り酵母で発酵しない恐れがあった
・一回発酵させると酵母の臭いがある程取れる
・前にやったら完成形がフルーティな感じになった
3番目が主な理由。最近はフルーティなシードルを目指して作ってる。
途中経過
2日目
きちんと発酵が進んできた。前のミードが残ってるからか、少しだけハチミツっぽい味がしてて美味しい。まだまだ甘みは多い。
瓶詰め前日(仕込み4日目)
その後も順調に発酵が進んで、いよいよ瓶詰め前日。前日の判定は、見た目と味と炭酸具合。
見た目は澱が沈み始めて上の方がクリアになってきたとき。
味はもちろん甘さが無くなったとき。
炭酸が、炭酸水空けてとっておいた次の日ぐらいの微炭酸になってる。(それまでと同等か少し少なめ)
味は見分けがつきづらいから、見た目と炭酸の入り具合が一番指標になるかも。
前に一回、この前日段階で瓶詰めした事がある。そのシードルはかなり酵母臭さが残ってしまった。そのときは瓶に入れたら結構炭酸がシュワシュワしてて、砂糖を入れたら瓶から溢れそうになった。
瓶詰め(仕込み5日目)
ホントは夜にやろうと思ってたけど、雨で他にやることがないから、半日早く瓶詰め開始。
見た目と味は昨日と同じで、炭酸はいい感じに減っていた。わずかに感じるくらい。これなら大丈夫でしょ。
この見極めが難しくて毎回悩まされる。「澱が沈み始めてから一日待つ」が今の所の鉄則。
いつも通りに道具や空き瓶を洗って、消毒して、瓶に入れて、瓶内発酵用に砂糖を5g入れて、王冠を取り付けて完成!
5本(2.5L)しか取れなかったのは毎日飲む用に3日目くらいに別で少し確保したため。
今回は、ミード感が少し残ってくれて美味しくなるとかなり期待してる。
でも、少しだけ瓶詰め早かったかなって心配もある。
瓶詰め時点でのクリアさはこのくらい。後ろの壁紙が見えないくらいの濁り。1週間くらいしてクリアになってくれてるといいな。
今後試したい事
・プライミングをハチミツにする
・プライミングをリンゴジュースにする
・予備発酵をする
どれも酵母臭低減とフルーティさを増すための事。手軽に安く良いシードルを作りたいから、予備発酵は工程増加になるしあんまりやりたくないけど。
また空き瓶がたまってきたらやってみよう。
余った澱と酵母の使い道
今回は鶏肉のつけダレとして利用してみた。常温でも一日くらいは腐らずに肉を柔らかくしてくれる(はず)。
モモ肉とムネ肉を浸けて、モモ肉はソテーに、ムネ肉は鶏ハムに。
節約のために自家製炭酸水を作る③ 3日後の様子
節約のために自家製炭酸水(炭酸入り焼酎)を仕込んだ
前回仕込んでから3日が経過したので様子を見てみた。
達成までの課題は2つ、
1つは瓶内(ペットボトル内)発酵、もう1つは腐敗しない事。
見た感じ
見た感じはほぼ変わらず、全体的に濁ってるかなぁというところ。
酵母は相変わらず形がある。そして底に沈んでる。
炭酸の入り具合
あんまり入ってないかなぁ、と思ってペットボトルを押してみたら、なんと、
少し硬くなってる!
つまり中で炭酸が発生している証。あんまり期待してなかったけど、まずは第1課題の発酵に成功。
今後
あともう3日くらいすればきっちり炭酸が入ってくれるはず。カッチカチになったら開栓!
ミード(蜂蜜酒)作り第4回 〜③発酵完了&瓶詰め〜
自家醸造ミード(蜂蜜酒)作り
約一週間前に仕込んだ自家醸造ミードがいよいよ瓶詰め時。
仕込みの様子と途中経過は以外のリンクから。
仕込み
ミード(蜂蜜酒)ビール作り第4回〜①仕込み〜 - yui の個人海外旅行計画&お酒作り
途中経過
ミード(蜂蜜酒)ビール作り第4回〜②仕込み後2日目の発酵の様子〜 - yui の個人海外旅行計画&お酒作り
7日目(瓶詰め前日)の様子
かなり気温が低かったからか、同じ度数のシードルを夏に作った時よりも発酵に時間がかかった。
見た目はクリアになる直前。前にシードルで我慢できずこの段階で瓶詰めしてしまって、酵母臭が強く残った時の悔しさが思い出される。
味はやや炭酸入りで、僅かに甘みもある。
微妙に炭酸が残っている事から、恐らく翌日の方が瓶詰めに適してると判断した。瓶詰めが遅いと、それはそれで瓶内二次発酵してくれなくなるから、瓶詰めタイミングはかなりシビア。
相変わらず発酵中には泡が発生してなかった。
8日目(瓶詰め日)の様子
昨日よりも大分澱が落ちてクリアになった。
味は、甘み無しで炭酸も無し。そしてあまり美味しいとは言えない。薄い。薄く作ったからその通り何だけど、もう少しスパイス達を多めに入れた方が良かったのかも知れない。
グラスに入れると色が薄すぎてほとんど分からない。
瓶詰めの準備
瓶や王冠、漏斗を洗って除菌して乾かす。
除菌は熱湯消毒が良いらしいけど、かなり面倒くさいから除菌スプレーを使ってる。そのまま口に入れても大丈夫なやつ。コストよりも手間優先で。
除菌スプレーはスピリタスを80%くらいに薄めて(アルコール100%よりも除菌効果が高い)使うのでも代用出来るはず。
瓶詰め
瓶入れ
あんまり空気を入れないように、瓶のフチを伝わるようにして入れていく。
ここでコックが大活躍。ペットボトルだと、傾けて入れるからどうしても澱が巻き上がってしまう。澱を巻き上げないようにするにはサイフォンを使わないといけない。ということでコックでかなりの手間削減と品質向上。
発酵中の試飲にも役立つし、コック最高。
プライミング
瓶内二次発酵用の糖分を添加する。シードルの時はスティックシュガーを入れてるけど、今回はミードだから蜂蜜を添加。
添加量は3滴(小さじ2くらい)ほど。
王冠装着
消毒しておいた王冠を装着する。瓶詰めには打栓機と王冠が必須(ワインボトル+針金とかペットボトル使う手もあるけど)。打栓機はAmazonで1500円くらいで購入。王冠は100個入りで500円くらい。
瓶詰め完了
そなこんなで瓶詰め完了!出来上がりの様子はコチラ。
3L仕込んで500ml x 5、350ml x 1本取れた。小瓶は見やすい場所に置いておいて、瓶内発酵と熟成の様子を見る。他は冷暗所へ置いておく。
液を入れる量は、瓶の細くなってる所まで。出来るだけ空気と触れる表面積を減らすため。どれくらい効果があるかは不明。長期保存の場合だけ意味があるのではないかと思ってる。
瓶詰め直後の透明度はこのくらい。
薄いから分かりづらいけど、後ろが透けてないから、やや濁っている。少し濁っている=酵母が入ってる、って事なので狙い通り。
今後
瓶内二次発酵が完了&熟成が進むまで放置する。今回は味の心配があるから、(味的に)飲めるようになるまで2ヶ月は最低かかるのではないかと予想。
瓶内二次発酵は2週間くらいあれば完了すると思う。
発酵液の二次利用
最近はあまりシードルを醸してなかった事もあり、空き瓶が大分余ってる。という事で溜まった澱達を使ってそのままシードルを作ってみる。
ハチミツ効果で酵母臭も抑えられるから美味しいシードルができそう。
節約のために自家製炭酸水を作る② 仕込んでみた
自家製炭酸水を作る
酒を割る用の炭酸水に500mlで100円も払ってられない!
という事で自家醸造の技術を応用した自家製炭酸水を作ることにした。
計画の様子はこちら。結局、炭酸水じゃなくて炭酸入りのお酒を作ることになった。
節約のために自家製炭酸水を作る① 方法を考える - yui の個人海外旅行計画&お酒作り
レシピ
水:水道水 300ml
焼酎20%: 200ml (イオンの720mlで1000円の芋焼酎)
イースト菌:0.1g (適当に)
砂糖:5g (スティックシュガー)
洗剤入れてシャカシャカ洗って乾かしておいた、炭酸用のペットボトルに材料を入れて蓋を締めて振って、さらに蓋をキツく締めて仕込み完了。
アルコールが強すぎて酵母が活動出来なくならないように分量注意。
液の酸性度が強すぎて活動できない可能性もあるけど、そこは考えないようにしよう。酸性度調整で色々入れてたら手軽さが失われてしまうし。
仕込んだ状態
少し濁ったくらいの見た感じ。
半日後の様子
夜に仕込んで、翌日の様子がこちら。
イーストが白くなって、下の方に溜まってきてる。イーストの形が分かるくらいなのであんまり上手くいってないかもしれない。 炭酸はまだ発生してないのか、ペットボトルはペコペコ。
今後
ひとまずは3日くらい放置してみよう。
節約のために自家製炭酸水を作る① 方法を考える
自家製炭酸?
私はバーボンとか芋焼酎、米焼酎に炭酸を入れて飲むのが好きで、何なら日本酒とかも炭酸割りするくらい、お酒を飲むときは炭酸の消費量が多い。
やや美味しくて酔えれば良いんで、買うお酒は一本1000〜1500円くらい。ここに炭酸で割って炭酸水を何本か飲むと大体合計で2000円くらいになる。
うーん何だかこの500円を削れないかなぁ、と思ったのが発端。この500円があればもう少しいいお酒も買えちゃうし。
という事で、何とか「安く」「簡単に」炭酸水を家で作りたい。
家で炭酸を作る方法
①炭酸サーバー
元も子もないけど、こういう炭酸サーバー買ってしまえば簡単。前に雑貨屋で見たことあるけど、これはどっちかっていうとパーティ用品という感じでコストがかなり高い。
②重曹とクエン酸
なんと、この2つを水道水に混ぜるだけで出来てしまうらしい。たまに売ってる「原料が水と二酸化炭素以外」の炭酸水はこれかも。
③砂糖とイースト菌
いつも瓶内ニ次発酵で炭酸入れてるし、その自家醸造の技術を応用すれば出来るはず。
レシピを考える
自家醸造炭酸水を作るための材料を考えてみた。
材料
水:水道水500ml
イースト菌:0.1g
砂糖:5g
これを炭酸用のペットボトルに入れて振って放置するだけ。
普段のプライミングの量だから多分これで大丈夫。アルコール分も0.5%だから酒税法にも引っかからないし完璧。イースト臭くなりそうだけど、気にしない。
大体これで予算は20円くらい。容器は炭酸のペットボトルを再利用することを想定して0円。安いやつの1/3〜1/4程度で作れるぜ!
水道水は煮沸した方が良いか
水を煮沸すべきかどうか、きっとした方が良いんだけど、しない方が気楽に作れるから水道水そのままでも良いか調べてみよう。
「水道水 保存 煮沸」で検索してみた。
・煮沸したら塩素が抜けるから早く腐る
・水道水は煮沸しない場合、常温で3日、冷蔵庫で10日。煮沸したら、より早くなる。
という情報。あれ?常温3日って発酵させてたら無理じゃね?企画倒れ?
新レシピ
水:水道水 300ml
焼酎20%: 200ml
イースト菌:0.1g
砂糖:5g
もう最初からハイボール状態にする事にした。この材料で約8%のアルコールになる予定。
これだけアルコールがあればヤバい菌の繁殖は抑えられる(ホントに?)
ものは試しにこれでやってみよう。
自家製シードルの開栓〜再利用品〜
再利用品シードル
今回飲むシードルは、アルコール強くしようとしたけど、栄養が足りなくて砂糖の味だけが残ったという、失敗シードルの再利用品。
失敗品作にリンゴジュースを足して再発酵。なんとか飲めるところまで持って行ったもの。
開栓するのは2回目。
自家製シードル試飲 〜再利用品〜 - yui の個人海外旅行計画&お酒作り
瓶詰め日
瓶詰め日は約1ヶ月前の2017/10/6
1ヶ月の熟成でどこまで変化があったか。最近は気温も落ちて来たから熟成には良い時期。
前回の試飲
味は結構トゲというか、三温糖の香りが強くて、ギリギリ飲める程度。
炭酸はすでに強く入ってた。
開栓
見たところは前と変わらず、やや濁りめの状態。これは味も変わってないかなぁ。
炭酸は相変わらず入ってる。
飲んでみた
なんと、味が格段に良くなってる!
三温糖のキツさが80%くらい無くなって、やや強めのシードルって感じになった!
フルーティさは引き続きだけど、少し弱いかも。
ビールで言うとIPAっぽい仕上がり。
まとめ
なんと奇跡の改善。熟成ってスゴいな。
もう1ヶ月くらい寝かせればもっと美味しくなるかもしれない。
ただし、
寝かせれば美味しくなる=飲めるまでの期間が長くなる
っていうのは、少量生産で気軽に飲みたいシードルにはちょっと不向きかも。
ミード(蜂蜜酒)ビール作り第4回〜②仕込み後2日目の発酵の様子〜
2日前に仕込んだ蜂蜜酒
2日前に仕込んだミード(蜂蜜酒)ビールの発酵の様子を確認。日に弱いから普段は布を被せてて、様子確認は1日に数回程度。
仕込みの様子はこちら。
ミード(蜂蜜酒)ビール作り〜仕込み〜 - yui の個人海外旅行計画&お酒作り
初日〜2日目に発酵するかどうかが大切
初期の発酵開始はかなり大切。ここで発酵してくれないと他の菌にイースト菌がやられて発酵失敗(腐敗)となってしまう。
発酵の様子
現在の様子はこんな感じ。
全体的に濁ってくれて発酵している。臭いもきちんと甘みのあるミードの臭い。
泡がほとんど出て無いのが印象的。シードルでもミードでも泡が出ないのは初めて。煮込んだ時に泡取りまくったのが影響?
実は半日後にほとんど変化無かったから、イーストを足した。前回のミードの残った澱部分を100mL程度。
ちなみに2日前の仕込んだ直後はこんな感じ。
比べると濁った感じが分かる。
今後
予想だと1週間以内に発酵完了予定。瓶詰めはハチミツでプライミングして、瓶内二次発酵にする。
瓶詰めタイミングの見極め大事。遅いと瓶内ニ次発酵しないし、早いと酵母臭が強く出る。