自家製お酒作り&海外旅行計画

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10分で仕込み完了!簡単な自家製シードル(リンゴ酒)の作り方

はじめに

自家醸造のハードルは思ったよりも低い。さらにシードルは発酵させるのも簡単で、最初の自家醸造に向いています。

日本では最近ようやくキリンから出されたりして認知されて来たけど、ヨーロッパでは昔から飲まれています。

リンゴの香りも爽やかで、春夏に冷やして飲むのにピッタリです。

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シードルに関しても猿酒とか言われるような色々な情報がネットに散らばっているけど、自分で何度も試した結果、最も簡単に、かつ失敗なく出来るやり方を書いていきます。

 

目次

 

材料

必須材料

・リンゴジュース 2L (コンビニやスーパーで売ってる紙パックでOK)

・2Lの空きペットボトル x1 (無ければ水を買って来て勿体ないけど捨てる)

ドライイースト(スーパーで買えるパン用のドライイーストでOK) 小さじ0.5杯

 

あったらいいもの

・じょうご

サランラップ+輪ゴム

 

とりあえずやってみたいっていう人は量にもこだわらず、500mLペットボトルから始めてみるのも良いと思います。

 

注意

リンゴジュースはほとんどのものが糖度10%程度なので、最終的に約5%のアルコールになります。日本では1%以上のお酒を許可なく醸造することはできませんので、1/5に薄めて仕込んでください。

 

手順

  1. 空のペットボトルを洗って水を切る。台所用洗剤を少し垂らして水道水を入れてよく振る。口の部分は少し念入りに洗う。
  2. リンゴジュースをペットボトルに入れる。この時、全て入れずに空間を3~5cm程度確保しておく(発酵したとき泡が出る)。じょうごがあると入れ換えが楽になる。
  3. ドライイーストを小さじ0.5杯ペットボトルに入れて、ペットボトルに蓋をしてよく振る。イースト(酵母)は繁殖するので量は適当でも問題なし。
  4. 蓋をかなり緩めにする。サランラップと輪ゴムがあれば衛生的で良い、サランラップを口に被せて輪ゴムで押さえる(酸素を中に入れず、中からは二酸化炭素が抜けられるようにするため)。このときジュースが垂れたりしていればキチンと拭き取っておく、雑菌の繁殖は大敵。これで仕込みは完了。

 

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仕込み直後の様子

※写真は別の容器で仕込んだもの

 

慣れれば10分と言わず5分で仕込める。後は直射日光に当てずに室温で放置する。布で目隠ししても良い。最低15℃は欲しいので冬場は注意が必要。

仕込み液が適温(15~35℃程度)になってから数時間で発酵開始。細かい気泡が発生するので分かる。

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発酵した時の様子

※半日~1日経っても発酵しなければ失敗と思って良いです。酵母より先に他の雑菌が繁殖した可能性があるので勿体ないけど捨ててしまいましょう。

 

発酵の経過

発酵開始すれば日に日に味が変わっていきます。見た目も、まずは液が濁って、その後発酵完了近くなると透明になってきます。温度にもよりますが大体1週間くらいで発酵完了します。

まずは仕込みで余ったジュースを飲んで元の味を覚えておいて、毎日少しだけ試飲していくと変化が分かって面白いです。どんどん甘味が少なくなります。常に発酵しているので炭酸も入っていて、普通の飲み物としても美味しいです。(そして酵母効果で肌もきれいになる)

 

※キチンと発酵が開始していれば、酸素を入れてはいけないと過敏になる必要はあまりありません。試飲する程度蓋を開けても全く問題ないです。(サランラップの場合は衛生的に、2回に1回は新しいものに変えた方が良いです。)

 

最終的に酵母が全て底に沈み、甘みが無くなり、液がクリアになったら完成。冷蔵庫で冷やして飲みましょう。

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発酵途中で好きな味になっていればその時点で冷蔵庫に入れてしまってもOK。ただし、発酵は弱く続くので蓋をきつく締めないように気を付けて。

完成したものは冷蔵庫に入れ、1~2週間以内に飲んでしまいましょう。消毒や洗浄が割と適当なので長期間熟成には向かないからです。

 

瓶内二次発酵させる場合

シャンパンなどでも使われている、瓶詰めした後に炭酸を溶け込ませて発泡させる手法です。

甘味が少なくなってきたら、洗った炭酸用のペットボトルに詰め替え、蓋をきつく締めて1~2日放置。ペットボトルがパンパンになったら溶け込ませ完了。冷蔵庫に入れて冷やして飲む。美味しい。

本当は発酵完了1日前くらいに砂糖を数g入れて瓶詰めするのが良いけれど、面倒なので上記の簡易的な方法でも十分。

 

次のステップ

ジュースを変えたり、少し補糖(アルコール度数UP)したり、ドライイーストを変えてみたり、液に煮出したスパイスやハーブを入れてみたり。何度作っても毎回味が違うのが自家醸造の楽しみ。ぜひ、美味しいオリジナルレシピを開発してください。

とにかく試してみる

色々書いたけど、リンゴジュースにイーストを入れて常温放置すれば出来てしまうのでとても簡単です。

シードルは失敗もしづらいので、まずはトライしてみてください。