12月の沖縄にひとり旅してみた
12月の沖縄
なんだか最近仕事のストレス溜まるし寒くなってきたし、温かいところに行きたい、キレイな海を見ながらまったりしたい、年末にも旅行控えてるから安く行きたい、という事でSkyscanner の『全ての場所』を検索。
安かったのは日本国内と韓国。
韓国は日本以上に寒いから無理、福岡でラーメンでも食べようかなぁと日本の中身見てみたら大阪の次の次くらいに沖縄が安かった。
帰りの便が日曜日の午前中ならかなり安くなるっぽいという事がわかり、日曜日早く帰るならもう一日早く行きたいよねと思い、急いで金曜日の有給申請をして、二泊三日の沖縄旅行する事にした!
こういう時、すぐに乗ってくれる友達がいないし行く人探すの面倒なんで今回は1人旅にした!1人旅は去年の香港以来なのでドキドキ。ちなみに普段はラーメン屋くらいしか1人で行けない。居酒屋とか無理。
旅行期間:2017/12/8-10
沖縄の冬の気候
冬の本州は西高東低の気圧配置。つまり、本州の西の方、大陸が高気圧になっていて太平洋側の海は低気圧。沖縄から見るとは北の方が高気圧になっていて、北風が強く吹いている事になる。
冬の天気
かなり曇りがちで晴れ間が見えればラッキー。気温的には関東の10月くらいと同じだから温かいけど、風が吹いてると寒い。
風か無ければ長袖シャツでちょうどくらい。昼間は晴れると暑いくらい。夜を考えると薄いアウターあった方が良い。関東だとがっつり着込む時期なので、ちょっと寒いなと思うくらいのアウターが沖縄だとちょうどいい。
航空券がとにかく安い
今回取った航空券はジェットスターの成田発。金曜日朝発の日曜日昼帰りでなんと合計15,400円!
夏の片道分くらいで行けてしまう。成田への往復を考えても東京から名古屋に新幹線で行くよりも安い。
しかも予約したのは2週間前。もっと早ければさらに安くなる可能性も。
ホテルが空きまくり
航空券の安さから考えても当然観光客が少ないからホテルは空きまくり。2週間前に調べてもかなり空きがあった。高いホテルは調べてないけど、夏よりは安く泊まれるはず。
高級ホテルに安く泊まる、なんてことも出来るかも。
泊まったホステル
結局今回はThe Kitchen Hostel AO というホステルにした。立地やら値段やらキレイさで決めた。
ホステルの、いらない所を省く、とか個人のスペースは減らすけど共有スペースは豪華にするという、『削れるとこは削る、必要な所はお金をかける』みたいなビジネスモデルが好きで、最近は積極的に使ってお金を落とすようにしてる。部屋が汚くてサービスも悪いから安いよ、以外の選択肢が今後も増える事にとっても期待してる。
後で書くけど、訳あって離島一泊、本島のこのホステル一泊にするつもりが、ホステル二泊になった。
立地
ゆいレールの県庁前駅から徒歩数分=国際通りまでも徒歩数分という好立地。
値段
一泊3500円くらい。この辺りのホテルは安くても6000円超えてくるので、このホステルはけっこう安い。ちなみに朝食つければプラス500円。
一人旅だと普通のホテルは割高、どうせ飲んで帰って寝るだけだからビジネスホテルの一部屋は余分な気がするし、なんなら老朽化が進んでたりタバコ臭かったりの問題もあったりする(他にも、1人の夜って急に怖くなったりする)。ホステルもモノによるけど最近はオシャレ、清潔、十分な設備という所が増えてきた。
最安で調べると2000円くらいのホステルがあったけど、設備の老朽化が目立つとかがあるみたい。
ホステル=安くて条件悪い、という前提が崩れて、今までのホステルとビジネスホテルの間が出来てきた事がとても良いと思う。
設備
このAOは施設は新しくて清潔。部屋は男女完全に別れてて、毎日変わる暗証番号で入室管理されてるので女の子でも安心。男は日本人、女は外国人が多かった印象。
共同のトイレ、洗面所、ロッカー、シャワー室あり。シャワー室は5個あったから十分。タオルも無料で付いてくる。ベッドはカプセル風の2段。なんとUSB充電がコンセントに2口ついてた。合計2Aだし、マジで最高。
二階が宿泊とかのスペース、一階がフリースペースになってて、コーヒーと水とスープが無料。(なぜか沖縄人ってコーヒーが大好き)
離島に行こうとしてみた
夏は船のよやくが一杯で行きづらい離島。冬なら空きまくってる。
ただし、北風で海がシケて船が欠航になる事が多い。とりわけ高速船は欠航の可能性が高い。
慶良間諸島行きは比較的欠航になりにくい。しかし、今回は乗るはずだった渡嘉敷島行きの高速船がまさかの欠航になってしまった。
(渡嘉敷島には高速船とフェリーがあるんだけど、フェリーは運行していた)
ビーチ
高速船欠航により、本島を車で回って海とかビーチとか城跡とか行くツアーに変更した。
ビーチ基本情報
風の影響で外海に面しているビーチは波が荒い。山を挟んで片側は荒れてるけど、逆側は凪ってるていう場所もあった。
これは海中道路の北側。波が立ってる。雲も多い。
そしてこれが道路を挟んだ向かい側の海。全然おもむきが違う!こっち側は静かで良かったなぁ。
この写真は昼の11:00くらい。けっこう海に光が反射してる。夏なら太陽が高いからこんなに反射しなくてもっとキレイに海が見える。
伊計島の大泊ビーチ
車で1、2時間で行けて、かついい感じのビーチという事で目をつけたのがここ。
行ってみたら外海だから荒れまくり。しかも駐車場代が500円/人取られた。冬くらい安くしたら良いじゃん。人もどうせ来ないんだし。しかも駐車料金なのに人数加算というアコギな商売をしている。
どうやら調べたら土地の利権問題があるらしく、無理矢理独占してる家族みたいですな。
夏はかなり良さそうなんだけど、何か気持ちよくお金払えないのが引っかかって行かないかも。
うるま市のシュガーロードビーチ
ここはかなり最高だった。
Googlemapの検索だと、Sugar Road Beach で引っかかるはず。
サトウキビ畑沿いのビーチ。かなり行きづらいので注意。東側からは無理。西から攻めましょう。
ここは風から守られてていて、相当凪ってて良かった。
ススキと海のコラボもなかなか。
買ってきたチーズタコライスを取り、しばしの休憩。人もほとんどいないし、かなり良かった。
泳ぐ感じのビーチではないから、夏はちょっと微妙かもしれない。ただし冬には最高。
冬のビーチの注意点
ビーチや海に行って気づいたこと。それは、沖縄も冬は太陽の角度が低い!
本州は当然ながら、夏は太陽が真上を通るように(地球が)動いて、冬は傾いて角度が付いた状態で動く。
※詳しくは小学校の理科の教科書を
何が言いたいかと言うと、夏と冬で海の見え方や色が変わる!
夏だと昼間は海が真上から照らされ、キレイに海の中まで見えるけど、冬は太陽に角度が付くから海の中まで見えなかったり、反射がキツくて全然色がわからなかったりする。常に夏の夕方の見え方みたいな。
それでも本州よりは太陽が高いから、11:00〜13:00くらいはまだキレイに見える。逆に朝が早いと全然ダメ。そこが夏との大きな違い。
観光
冬の沖縄、あんま期待してなかったけど、観光にはめちゃくちゃ良い季節って事が分かった!
なぜなら、人が少なくて、涼しいから!
夏に首里城とか行くと、もう駐車場は一杯だし、歩くと暑くてヤバいし、国際通りとかやちむん通りも5分と歩いていられないくらいだけど、冬は違った。
今回は勝連城跡に行ったけど、涼しいわ人は少ないわでかなりじっくり見られたし、写真も撮り放題。冬の観光がここまで良いとは思わなかった。
ちょうど天気が良い時間だったから海と城のコラボもいい感じだった。
観光はシーズンオフを推したい。
国際通り
人通り
今回は金〜日の3日で行ったけど、金曜日はやっぱり人が少ない。観光客は修学旅行生。そのかわり、その修学旅行生はめちゃくちゃ多い。
金曜日の飲み屋とかはやや閑散としていたけど、1人にとってはどこもウェルカム状態だったから良かった。逆に土曜日は観光客が多いし、地元の人も飲みに来てるからお一人様は居心地悪し。
那覇で流行りまくってるセンベロ
東京の下町でよく聞くセンベロがなんと国際通り周辺(特に市場周辺)で流行りまくってる。どうやら足立区出身の人が始めた足立屋がきっかけのよう。
ただ東京のセンベロとは少し趣きが違って、
千円で酒3杯とおつまみ1品
というのがスタンダードなセンベロセット。しかも酒は泡盛も選べるとうヤバさ。ガチでベロベロにしようとして来てる。
これがそこら中のお店でやっていて、センベロセット目当てで飲み歩いてる人もいた感じだった。(そんなに何件も飲めるの?)
沖縄ソバ屋ですら実施してたし。
シメのステーキ
沖縄の飲んだ後といえば、沖縄ソバではなく、ステーキ!
アメリカ軍の影響からかステーキ屋さんがかなり多く、大体は千円で200gくらい食べられる値段設定になっている(沖縄人、千円が好きすぎでしょ)。さらにシメ用に深夜まで営業してる。
今回は、やっぱりステーキという、溶岩板の上で焼くステーキ屋さんに行って赤身200g千円のを食べた。やっぱりステーキはサラダ、スープ、ごはん食べ放題なのが嬉しい。
値段が値段がだけにそこまで肉自体に味は無い。でも沖縄流の食べ方でいろんなソースとか調味料を付けて食べるのにはちょうど良いかも。溶岩で焼くと何となく油っぽさがより少なくなって食べやすくなるような気がする。
今回でステーキシメは2回目だったけど、やっぱり次の日胃もたれしてた…。ステーキ前に生牡蠣でも食べとけば良かったかな。
という事で
冬の沖縄は、
・航空券が安い
・観光がしやすい
・千円でベロベロになれる
・冬でもキレイなビーチがある
のでおススメ!
ただし離島に行く場合はフェリーにして、かつ欠航も視野に入れましょう。
Tips(ホステルでの泡盛の飲み方)
ホステルの共有で泡盛飲みたいな、でも瓶で飲んでるとヤバいやつ感出るしどうしようかな、と悩んだとき。
そういう時は水のペットボトルを半分空けて、そこに泡盛を注ぐ(コンビニのアイスコーヒーでも可、コーヒーと泡盛はものすごい合う)。
そうするとあら不思議、ただ水を飲んでる風で泡盛をガブガブ飲めるという寸法。
この時、出来るだけ古酒を使うのがポイント。古酒は熟成によりアルコールが落ち着いてて、匂いが少ない。これで周囲にバレづらくなる。(そこまでするなら普通に飲めば良いのでは?)
これを応用すれば平日の電車通勤でもこっそり飲めるのでおススメ!